ユニットの概要
Zehnder Comofohomeは、換気・冷房・暖房・除湿・空気清浄を統合させた多機能製品です。
この製品は住まいの条件に合わせて設置することにより、安全でクリーン、そして快適な室内環境を提供します。
本製品は、パッシブハウスに代表される超⾼性能エコハウスの主要コンポーネントとして開発されました。
⾼効率の全熱式熱交換換気と空調ステムを組合せた製品で、全熱による過乾燥の低減や⾼い熱交換効率による省エネルギーな空調運転など特徴を最⼤限⽣かした機能を搭載しています。
Zehnder Comofohomeは、室内ユニットと室外ユニットで構成される構造になっています。
特許取得済みの多数のテクノロジーによって構成されており、空気の流量を正確に測定し、⾼効率で信頼性の⾼い動作を維持しながら外気⾵量(OA)と外部排気⾵量(EA)のバランスを保ちます。
また冷たい外気による凍結を防ぐために、電気式外気予熱ボックス(オプション)を選択できます。

室内ユニットと仕組み
屋外の新鮮な空気(OA)は、⾵量調整バルブ、フィルターを経て熱交換素⼦(ERV)に⼊ります。ここでは室内にて使⽤された室内排気(RA)も熱交換素⼦(ERV)を通過します。この際、空気や汚染物質・臭気などは交わらず、有効なエネルギー(熱・⽔蒸気)のみが交換されます。
熱交換素⼦(ERV)を通過した新鮮な空気は、リビングルームなどから抽出されたきれいな還気(REC)と混ざります。混合空気は更にF7 フィルターによって清浄。その後、ヒートポンプ式熱交換器により運転モードに応じて暖房・冷房・除湿されて各部屋へ届けられます。
夏季に「外は冷たく、室内が暑い」、冬季に「外は暖かく、室内が寒い」などの場合、外気(OA)を熱交換素⼦(ERV)に介さず直接部屋に届けることができるバイパス機能を搭載しています。この機能は外気の状況を読み取り⾃動的にバイパス弁の開閉をおこないます。

室外ユニット
Zehnder Comfohomeでは1システムあたり1台の室外ユニットを使用します。

タッチパネルリモコン・室内環境センサー
付属のタッチパネルリモコンで、Comfohomeユニットの様々な運転をコントロールすることができます。また室内に設置される空気センサーモジュールと接続されており、室内空気質の状況が常に制御モニターに表⽰されます。⾃動運転または、⼿動でComfohomeユニットの動作を設定できます。WiFiの使ったモバイルアプリによるリモート操作で室内空気質の状態の閲覧や運転操作ができます。

外形寸法
室内ユニット
CHM200/1.5HP(室外ユニット)
室内ユニットの向き
製品スペック
型名:CHM200CA35R00A20(右仕様)/ CHM200CA35L00A20(左仕様)
冷房 | 定格能力 | 3.5kW |
---|---|---|
能力範囲 | 0.9〜4.1kW | |
定格消費電力 | 1,150W | |
暖房 | 定格能力 | 3.8kW |
能力範囲 | 0.9〜5.8kW | |
定格消費電力 | 1,200W | |
最大消費電力 | 2.8kW | |
冷媒の種類 | R410a | |
冷媒の充填量 | 1.1kg | |
最大仕様圧力 | 42bar | |
使用電源(定格電圧/周波数) | 200〜220V 50/60Hz | |
換気風量 | 200㎥/h | |
排気風量 | 200㎥/h | |
還気風量 | 400㎥/h | |
最大風量 | 600㎥/h | |
除湿量 | 1.3kg/h | |
再熱除湿(電熱線選択時) | 1.0kW | |
エンタルピー | 70% | |
熱交換効率 | 80% | |
PM2.5集塵効率(F7フィルター) | 85% | |
静圧 | 排気側 | 50pa |
給気側 | 100pa | |
還気側ファン定格消費電力 | 115W | |
排気側ファン定格消費電力 | 25W | |
最小回路電流 | 16A | |
ヒューズ定格電力 | 25A | |
室内ユニット外形寸法(W×L×H) | 1,350×880×300 | |
室外ユニット外形寸法(W×L×H) | 780×289×540 | |
質量 | 室内ユニット | 83kg |
室外ユニット | 30kg | |
音量 | 室内ユニット | 41dB |
室外ユニット | 50dB〜 |
すべての配線と接続は、お住まいの地域の電気規制に準拠する必要があります。
- 配線接続は回路図を参照に適切な接続を守ってください。
- 電源アース線は確実に接続してください。アース線の施工不良は故障・感電の原因となります。
- アース線は、ガス管・水道管・電話線などに接続しないでください。
- アースが不十分だと感電の原因になります。
- 漏電保護スイッチを装備してください。
- ユニットを可燃または爆発の危険を伴うような環境に設置しないでください。